レフェリーの立場

 選手はできるだけいい条件で試合がしたい。練習コートを確保してほしい。審判をつけてほしい。会場までの送迎バスを出してほしい。 

 運営側(大会ディレクター)はできるだけ費用や手間をかけたくない。

 選手と大会ディレクターは立場が異なるわけだ。では、どうするか?

 レフェリーが中立の立場で規定をもとに、まあ、この辺でいいでしょう、と試合を運営していく。つまり、レフェリーは大会ディレクターと同じサイドにいてはならないわけだ。

 ITF(国際テニス連盟)大会では、レフェリーの但し書きにレフェリー(ITFスーパーバイザー)とある。つまり、レフェリーはITFを代表して選手側と運営側の間に立って試合を進めていくのです。