愛情ホルモン オキシトシン

 勤務先の職場で卒業式があった。式後、退場していくテニス部員男子とハグ、女子部員とハイタッチを行うと決めていた。はにかみながら始めたが、次第に快感すら感じ、アクションも大きくなっていった。感慨深いものがあった。

 ああ、これが生物の教科書に載っている微量で大きな作用をもたらす物質のホルモンなのだ。そのうちの”愛情ホルモンのオキシトシン”が分泌されたらしい。

 このオキシトシンはボディタッチで分泌される。しかも”正のフィードバックを行う”とある。つまり、ホルモンが出ればより出やすく、しかもホルモンを受け取る側の標的細胞の受容体も増える。

 行動により愛情深い人になることができるというわけです。