練習の質

 テニスをプレーして私は40年が過ぎた。練習時間は1万時間を超えた。しかし、私は一流にはなれない。なぜか?
 練習の質が低いからだ。鼻歌を歌いながら、ポケットに手を突っ込みながらプレーしても(極端にいうとね)上達はしない。F1レーサーは限界状況で車を操作し続け、技術を体得する。一般ドライバーが安全運転を何十年続けていても、F1ドライバーにはなれない。例えれば、数学で易しい問題ばかり解いていたら学力は向上しないことと同じだ。
 自分の限界を上げるような相手との練習が質の高い練習だ。しかし、あまりに相手が強すぎてはダメだ。例えれば、難度の高い数学の大学入試問題を解くことは中学生の学力向上にならない。少し上のレベルの相手とゲーム(試合)をするのがもっともよい。そんな相手とゲームをしましょう