長くていいのだ

 部内戦シングルスを行った。K君はG君にタイブレーク14-12で勝った。タイブレークだけで20分以上かかった。両プレーヤーにマッチポイントが何度もあった。1980年のウィンブルドン決勝、ボルグ対マッケンローの第4セットのタイブレークを彷彿させた。

  夕闇せまるなか、試合進行係泣かせであるが、それで(長くて)いいのだと思う。長いからといって、ノーアドバンテージあるいは6ゲーム先取などと、ゲームの短縮化を図ってはいけないのだろう。

 きっと二人はこのゲームを忘れないだろう。一生の思い出になるかもしれない。K君は同級生に語っていた。「ラリーが50回ぐらい続いたんだよ」