試合というよりもゲーム

 「練習よりも試合が楽しいです」

 勤務先の中学の部活動、初心者の新入部員の感想です。たとえサービスゲームでダブルフォルトを3回しても、それでも試合が楽しいそうだ。

 このような部員の希望もあり、部活動の方針は、できるだけ試合をすることにしている。そもそも、上達したら試合をやろうという考えでは、いつになっても試合ができない。試合をすることによって、試合全体を体感し、自分に足りない部分的なことを理解することができる。

 試合の”試”は、”ためす”、という意味であり、ゲームの日本語訳としてはさほど不適切ではないだろう。しかし、試験を想起させ、何だか、失敗が許されないという緊張を強いる気がする。なので、できるだけ”ゲーム”というようにしています。