中学3年生大会が稲毛海浜コートであった。4面のクレーコートがあったが、前日の雨で使えなかった。
ヨーロッパのツアーにいったときを思い出した。全てアンツーカーコートだった。赤土のコートだ。水はけがとてもよく、雨上がり後もすぐに使えた。コート表面は硬く、ローラーを牽いているのを見たことがなかった。アンツーカーはフランス語で全天候型という意味らしく、英語にするとオールウェザーとなるのだろう。
アンツーカーの特徴だが、バウンドが高いこと、球速が遅くなること、足に負担がかからないことだ。つまり、簡単にポイントがとれないのだ。そして、体に優しい。世界においてヨーロッパ勢の活躍はこのアンツーカーがもたらしたのだろうね。
注釈
アンツーカ(もしくはアンツーカー 仏: en tout cas、英: En-Tout-Cas)は、1880年頃にヨーロッパで生まれたテニスコートのサーフェスです。降雨後、いつまでも水が引かないテニスコートの状況を改善するために考案されました。もともと高温で焼成したレンガを粉砕してつくられた、赤褐色の土を利用していたため、アンツーカらしいレンガ色はそこに起因しています。
とはいえ、アンツーカという言葉自体は「晴れ雨兼用の傘」を指す言葉であり、天気を選ばずに利用できる点を重視して名づけられたものなので、水はけの良さが要となります。そのため今ではレンガを使うことは少なく、ほとんどが水はけを重視した他の素材に置き換えられ用いられます。