人生をかけて

 オリンピックのテレビ中継で知人が映っていた。女子バスケットボールスタッフの恩塚亨さんだ。銀メダルに輝いた日本チームのアシスタントコーチのようだ。

 彼は私と一緒に7年間現在の勤務先で教員をしていた。その後、大学院の修士学位を取得し、東京医療保健大学で職を得た。そして、同大学女子バスケットボール部を創部し、やがて大学日本1に導いた。これらの経過はネットなどに掲載されている。

 当時の彼の言葉を今でも覚えている。

 「人生をかけてバスケットボールを教えたいのです。」