「テニスゲームで大事なポイントってあるかな?」県中学生大会期間にK君に尋ねてみた。
「あると思います。それは・・・」
全てのポイントが大事という考え方がある。ポイントの積み重ねが結局のところ勝利につながるからだ。しかし、テニスゲームはゲームという区切りがある。卓球やバドミントンでのラリーポイント制とは異なる。
大事なポイントとは挽回できないポイントだ。マッチポイントをとられるとゲームオーバーだ。もう挽回できない。最も大事なポイントだ。次に大事なポイントはセットポイント、その次はゲームポイントだ。
では具体的にどうすればよいか?大事なポイントでは自分の得意なプレーを心掛ける。これであればポイントを失ったとしても悔いは残らない。実力不足なのだから。一方、大事でないポイントではいろんなプレーにトライしてみてもよい。
例えば、自分のサーブで30-40の場合、ファーストサーブを入れにいき、相手のリターンの一発強打を防ぐ。40-0の場合、サービスエースを狙いにいく。このようにプレーの幅をも広げ、大事なポイントも取りやすいようにする。そして勝利につなげる。言うのは簡単だけどね。