勤務先の学園では簡単な論文指導があり、同僚のM君は高校生とサービスの強化について研究しているという。
「トスを高くあげるとサービスが不安定になりますね」M君はクイックモーションでサービスを打つ。
トスは高い方がいいのだろうか、低いほうがいいのだろうか?このような場合は極端な例をあげるとわかりやすい。科学の考え方である。数学でいうと極限の考え方だろう。
トスを4mなどと高くあげた場合は、膝を深く曲げたり、体をひねったりとパワーをためやすい。反面、タイミングをとりにくい。イワン・レンドル、シュテフィ・グラフらが素晴らしいサービスを放つ。
トスを10cmなどと低くあげた場合は、簡単にタイミングをとることができ安定する。反面、パワーを伝えにくい。ケビン・カレンやロスコ・タナ―らが素早いサービスを放った。
さて、私たちですが、サービスが安定せずにアンダーサーブをするくらいです。低いトスでのクイックモーションがお勧めですかね。