「ゲーム(試合)をすることで人が育ちますね」と同僚のEさんが嬉しそうに話しかけてきた。
「具体的にどんなことですか?」
「対戦相手のいい点を認めることができ、尊重することになります。また、チャレンジする意欲、あきらめない気持ちが身につきます。」
たしかにそうだ。私は部活動全般を通じてこれらの力が身につくと考えていた。Eさんはゲームそのものが大切だと指摘してくれた。
ちなみにこれらの力は、非認知能力といい、ペーパーテストで量ることができる、認知能力(学力)とは異なる。非認知能力は認知能力のエンジンとなっていくという。