雪国、新潟県上越市出身の私にとっては、いかに雪を克服してテニスをするかが課題だった。
高校生だったある年、早く雪を溶かしてテニスコートをつかえるようにしようと皆で知恵をしぼった。結果、畑のように畝(うね)をつくることにした。空気と触れやすいやすいようにして、融雪を促すという作戦だった。皆で雪堀をした。40年前の当時積雪は1メートルをこえていたと思う。ところが、3月末に得られた結果は、全く効果がなかったことだった。雪堀をしてもしなくても融雪に効果はなかったのだ。
1月6日にテニスコートに雪が積もった。どうしたらいいだろうか?最善は何もしないでおくことだ。太陽が溶かしてくれる。逆効果になるのは、よかれと思って雪を集めてしまうことだ。固まってしまう。踏み固めてしまうことも同じだ。
懐かしい思い出だ。