勤務先の中学テニス部に新入部員のS君がやってきた。初心者なのでミニテニスのラリーをコート脇で一緒にやった。
「バックハンドは両手でやってみたらいいよ。そうする人が多いからね。」どうしたことだろう、S君はしばらくしてフォアハンドも両手で打ち始めた。
思い出した。”プロ選手は最初にミニテニスでフォアハンドを両手で打つことが多いのです。両手のほうが脇がしまってラケット面が安定するからです。”高体連の指導者講習会の講師の話だった。
”窮屈だから安定する”、フォアハンド両手打ちのメリットが、今日初めてテニスをした初心者のS君によって実証されたわけだ。