シングルス

 勤務先の中学テニス部でコート面数が少ないときはダブルス、多いときはシングルスを行っている。ダブルスでは1面で4人がプレーでき、効率的に思える。本当だろうか?

 ダブルスではラリー1往復において、ボールに触れるのはペアのうち一人だけだ。サービスゲームにおいてはサーバーでなければ、全くボールに触らずに立っているだけのときがある。ダブルスのラリー2往復とシングルスのラリー1往復が、1プレーヤーあたり同じラケット操作回数となる。

 運動量はどうだろうか?シングルスではコート全てをカバーする必要がある。ダブルスではコート半面分しかカバーしなくてよい、つまりダブルスでは運動量は少ないのだ。

 つまり、シングルスの方が運動量が多いメリットがある。ダブルスだとコート外で待つ時間が少ないのでやっている感があるだけのことだ。伸び盛りの彼らにはもっとシングルスの時間をとろう。