デビュー戦

 「負けると思っていたよ。」勤務先の中学テニス部は県大会初戦で完敗した。私は部員を落ち着かせるために言った。実は、勝つかなと思っていた。

 「何せ、初めての団体戦だからね。うまくいかなくて当たり前だよ。緊張するからね。」

 自分のデビュー戦を思い出した。小学5年生のソフトボールの練習試合だった。ショートを守った私はミス、エラーを連発した。その光景がまだ目に浮かぶ。監督には、”今日はショートのエラーで負けた”、と名指しで言われた。その通りだった。

 この経験で学び、次の対戦からは、”名ショート”となり、チームの守備の要になっていった(と信じている)。

 経験して成長していこうね!