試合でなく、ゲーム

 「ダブルスの部内戦をやろうか。」

 「部内戦ですか、その後に公式戦があるわけでもないので、やる必要がないように思います。日頃の成果を試合で発表するわけですから。」勤務先の中学テニス部員とおしゃべりをした。

 試合をやること自体が上達する最高の練習だと私は思っている。最も集中する実戦だからだ。たくさん試合をすればするほど上達する。その試合も形式を整えたほうがいい。部では予選と本戦からなる部内戦を行い、練習試合はそう呼ばすに対抗戦と呼び、そして公式大会がなければ地域でリーグ戦をつくるなどと。

 試合という訳語がいけないのかもしれない。試験の”試”と同じからだ。gameをそのままゲームと呼べばいいのですね。