サッカーを観ていて思い出すことがあった。
1990年に出たサテライト大会(現フューチャーズ大会)のことだ。予選がオープン、つまり、だれでも参加できた。ATPポイントのかかった入門の大会に門戸が開かれていた。リゾート地、イストラ半島のロビンズに250名を超える若者が集まった。3セットマッチの予選は5回勝ちが必要で、試合は朝から夜11時まで続いた。運営は大変だが、選手の出場を第一に考えてくれていた。出られなければ意味がない。
そして、厳しい予選は選手を鍛える。普及と強化を両立しているこの大会は、私の人生を変えることになった。