”君は誰だっけ?”そんな感じだった。
中学2年のK君は対抗戦の場に気後れしていたようだ。相手は先輩の中学3年代表チームだった。うろうろして、落ち着きがなく、雰囲気に圧倒されているようだった。3年チームの先輩が団体戦レギュラーだったころに、K君は初心者でテニスを始めた。先輩達は名前を覚えることができなかっただろう。
K君は中学2年以下代表チーム、シングルス5で出場し、58と接戦を演じた。1年前の対戦では06だったという。
”ずいぶん、上達したね”。先輩から声をかけられ、名前を覚えられ、K君は今後もこれをきっかけにさらに成長していくこただろう。