応酬!

 ダブルス市民大会決勝は、03から34となり、両チームの緊張が最高潮に達した。4人全員が貝のように動きが固くなり、とれそうなボールを全て見送り、ペアに任せるようになった。Aさんは腕が縮こまってレシーブがネットを超えなかった。Bさんはダブルフォルトを連発してゲームを落とした。そして、54での私のサービスゲームでバックハンドは3mと大きくサイドアウトになった。57と逆転負けをした。

 ビビりの応酬だった。シニア60才以上ダブルスでの出来事だった。みな、数十年のキャリアがあるが、思い通りにいかなかった。

 いや、思い通りにいかないからこそ、テニスゲームは楽しいのだろうね。全て思い通り、予定通りにいったらつまらないのだろうね。人生もそうなのでしょう。

 中高生諸君、テニスゲームを大いに楽しみましょう!