テレビでウィンブルドン選手権をやっている。今となっては遥か遠い世界の出来事だが、そういえば行ったことがあった。
自分でツアーを回っていたころについでに寄った。ついでといっても、モントリオールからパリに飛び、パリからロンドンに向かった。地下鉄の何とかという駅から本当に長蛇の列が続いていた。テニス雑誌、Tテニスから記者のパスをもらうことができた。何という幸運なことだったのだろうか。
1990年当時、日本男子選手が久しぶり、20年ぶりだろうか、出場することになり、話題となっていた。松岡修造さんだった。”身長の低い日本人男子は、ウィンブルドンは無理”、と思われていた。しかし、175cmのイスラエルの選手が活躍していた。マンズドルフといった。
体格の問題ではなかった。日本人プレーヤーがウィンブルドンなど世界に挑戦していなかったことが原因だとわかったのだった。