千葉県3年生大会シングルスがあった。
「44のあとはもうできませんでした。」A君は、テニスではじめて足が攣ったという。3回勝っての決勝の途中だった。A君は当初、襟付きのテニスウェアをもっていないので大会エントリーをやめようと考えていた。
「優勝したかったです。」敗れたB君の決勝は午後2時を過ぎていた。B君は昼食をもってきていなかった。どうせすぐ負けるだろうと思っていたという。
A君、B君とも、準決勝を65(ノーアドの6ゲーム先取)、と勝つなど3回勝って、決勝に進んだ。炎天下の中、忘れられない出来事になっただろう。