「先生、次の部内戦はいつになりますか?」勤務先の中学で部員が聞いてきた。シングルスの部内戦が終わったばかりだった。
「来週火曜日から、ダブルスの部内戦があるじゃないか。もう忘れたのか。」
「違うんです。次のシングルスの部内戦です。」
「もう次の話か。まずはダブルスに集中しなさいよ。」
これまで、男子と女子、両方の活動を顧問として担当してきたが、部内戦という競争に大きな意欲をもっているのは男子だ。
生物学的には説明がつくようだ。子孫を残す上で必ず競争を勝たなくてならないのが男子だからだ。勝っても負けてもその練習になりますからね。