「ワーストコート!」25年前になるだろうか、国際大会を白子町で開いたときにアメリカの選手が嘆いたことを今でも覚えている。英語の授業で習った通りの、口を小さく開いてのあいまいな”アー”だった。
その日、砂入り人工芝砂コートの砂の入り具合が場所によって違った。結果、砂や人口芝によってボールがけば立った。膨らんだボールはバウンドせずにぼとっとコートに落ちるし、スピンがかからないわで、このサーフェスは不評だった。
雨あがりの日はさらに拍車がかかる。ボールは水で膨らみ、水しぶきを上げ、水車のように飛んでいく。華麗なタッチショットは見られず、フラットでのストロークの力比べとなってしまう。
反面、雨あがりや、雨の中でも、つまりいつでも実施可能なわけだ。この意味で大会主催者にとってはベストコートだ。
雨のとき、コートがぐちゃぐちゃなときはやめておきましょうかね。