幸せの青い鳥

 「1日中、将棋をやっているサークルを見つけました。しかも、近所の公民館でした。参加は無料です。」私は興奮して話した。

 「やりましたね。それはパラダイス(天国)ですね。」同僚のS先生は喜んでくれた。

 そういえば、テニスも同じだった。日曜にテニスをする機会を探し、遠くのクラブに出かけたりした。大会にエントリーしたこともあった。友達にも声をかけた。しかし、毎週は続かなかった。それならばと、全く知人のいない、近所の公営コートで毎週やっているサークルに飛び込んだ。3年前のことだった。

 幸せの青い鳥は近くにいたのだね。