サーブ&ボレーの思い出(実戦練習)

 高校生の県大会を観戦した。うまいものだ。さらにレベルアップをするにはどうしたらいいだろうか?

 鮮明な記憶がある。デ杯で鈴木貴男とNZのブレット・スティーブンが宮崎で対戦したときだ。大接戦の末、鈴木はサーブ&ボレーで当時の世界40位を倒した。このとき、さらにレベルアップするにはどうしたらいいだろうか、と考えた。

 第一に考えられるのは、”球出し”だ。苦手なボールを出してもらえばいい。しかし、苦手なボールといっても、スピード、スピンの量、インパクトのタイミング、リターン時の打点とさまざまなケースがあり、全てを網羅することは膨大な時間がかかる。それに、よく考えてみると、”球出し”のようなボールは実際のゲームのリターンでは来ない、のだ。実際に来ないボールを膨大な時間をかけて練習しても効果が低い。

 したがって、さまざまなリターンを打ってくれる適切な相手に対してサーブ&ボレーを繰り返し、プラクティスすることが最も効果的なわけだ。つまり、実戦練習をすればよい、とわかりました。

 ストロークでも同じだね。