「お願いします。」5月の爽やかな風とともに新入部員が入ってきた。簡単なストローク、サーブ練習のあとにダブルスのゲームをやってみた。まずはテニスゲーム全体の把握である。ただ、ボールを打つだけではテニスにならない。
初心者の彼らはまだうまくテニスをすることができない。ボールをラケットでうまく打てないわけだ。課題はラケットとボールの位置関係だ。ボールが弾むところにラケットをもっていくことができないのだ。これをハンドアイコーディネーションという。
遅いスピードでポンポンとラリーをしていくうちに塩梅がわかっていく。わかってくると少しずつスウィングがダイナミックになっていく。これが上達だ。
最初からダイナミックなスウィングでボールを打つと全くうまくいかない。温泉旅館でのピンポンと同じだね。