今しかできない

 故郷、新潟県上越市に帰省した。電車の窓からテニスコートが見えた。10面のうち、使っていたのは1面だけだった。この場所以外にあと20面ほどある。おそらく同じだろう。

 コートに恵まれている地方よりも、コートを争奪している都会の方がレベルが高く、全国大会で活躍する傾向がある。不思議なことに思える。しかし、コートが十分にある状況の、いつでもテニスができることよりも、”今しかテニスができない”、という切迫感がもたらす集中の賜物だろうね。人間らしいね。