大坂選手がUSオープンで勝ったと報道があった。彼女は主催者推薦(ワイルドカードという)で大会に出場した。ランキングが足りなかったのだ。
ワイルドカードで思い出したことがあった。国際大会のディレクターをやっていたときのことだ。海外の選手からFAXが届いた。”自分はこれこれの戦績なのでワイルドカードで出してください”とのお願いだった。あつかましいとも思ったが、候補の対象とした。一方、日本選手からは申し出を受けたことはなかった。日本人らしい、奥ゆかしい美徳ともいえるが、スポーツの世界は競争だ。
先日の県中学生団体リーグ戦を思い出した。
「誰かシングルスに出たいか?」
「・・・・」。「〇〇君でいいと思います。」
そういえば私も中学生の頃はそうだった。